編集後記 “徴兵”にも使えるマイナンバー及びマイナンバー・カード?

 国民の全員がマイナンバーカードを持ち、預金口座(銀行や郵貯)に紐付けできれば便利です。問題はやり方です。国民の理解を得つつ、反対する国民にも大きな不利益をもたらさないように進めれば、うまくいっていたはずです。2000年頃から始めて環境を整えてきていれば今回のような大きな失態はおきなかった(少なくとも目立たなかった)だろうと推測されます。

マイナンバー(国民総背番号のようなもの)をふっただけで、預金口座と紐付けられていなければ、国民の全員に、あるいは、ある一定の条件を満たした国民に給付金を配ろうと思っても、とても時間がかかってしまいます。そういった面ではマイナンバー・カードは便利で効果的です。

しかし、国民にとって、マイナンバー・カードにあまりにも多くの機能をつけてしまうと、国民にとって不都合なこともいろいろ出てくる可能性があります。政府が全国民の多くの情報を把握することができれば、ビックブラザーが支配する社会の実現にも結びつく可能性があります。

それに、マイナンバー・カードで利用できるサービスにはよく使うものとめったに使わないサービスがあります。カードを紛失した場合、再発行まで数日でも利用できないと困るサービスがあります。健康保険証などは、カードを紛失した当日でも利用できないと困ります。そういった日は全額支払っておいて後から返金してもらえばよいと簡単に言う人はめぐまれた人です。一時的でも全額診療代を支払うことが困難な人は病院に行くのを控え、最悪の場合は死んでしまうことさ、ありそうです。そういった想像力のない政治家や官僚や世の中では困ります。

恐ろしいことにマイナンバー・カードは徴兵にも使えそうです。どういった若者を軍隊に徴兵したらよいかの判断は、マイナンバーに結びついている情報が多ければ多いほど適切に行えそうです。60歳以上の高齢者は徴兵されることがないので、そういった心配はしないでしょうが・・・。
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