ChatGPTなどのAIツールの活用は今後必須になりそうです

最近のAIの発達には目を瞠るものがあります。たとえば、DeepL翻訳、Google翻訳、みんなの自動翻訳(国立研究開発法人情報通信研究機構)などの多言語翻訳ソフトの格段の性能向上は昨年後半から話題になっていました。

最近になって急に脚光を浴びているのは、ChatGPT(使用しているパラメータ数は1750億!)などの文章生成AIの驚異的な能力向上です。

AI(+ロボット)が多くの人間の仕事を奪っていくだろうという予想が現実味を帯びてきました
翻訳ソフトで言えば、そのうち、ネットにつながったウェアラブル端末によって、外国語で話された言葉が瞬時に日本語に音声翻訳され、日本語で返事をすれば瞬時に英語などの外国語に音声翻訳される世界がすぐにやってきそうです。そうなれば、上級の通訳者を除いて、通訳者の仕事が奪われていくことが予想されます。
英語をネイティブ「以上に」あやつれる日本人は数百万人は必要ですが、それ以外の人達が膨大な時間を英語学習に費やしているのは無駄だ!ということにならないでしょうか?

AIは全面的にまだ信用して使えないにしても、使わないうちに、気が付いた時には時代遅れの人間になってしまいそうです。

もちろん、今話題の ChatGPTにも、最新の情報が得られないなど、いくつか欠点があります。即ち、2023年3月現在、ChatGPTは、2021年12月末までの、ネット上の公開データ(大規模データ)をもとに、いろいろな質問に答えているとのことです。従って、現在の日本の総理大臣は誰かと聞けば、岸田総理ではなく、菅総理大臣と答えてしまいます。また、公開されていない公文書について質問してもデータを持っていないと答えるはずです。

しかし、興味深い影響がすぐに起こってきそうです。
実例を2つだけあげてみます。

例1:大学の人文系の講義に対する影響

大学の講義を聴講している学生が、教師がしゃべっていることを、本当にそうだろうかと疑問に思ったことを ネットにつながったノートPCで ChatGPT などで質疑応答し、教師が言っていることが不適切だと気づいた時に、教師に質問し、やりこめる学生がでてきそうです。
ごく専門的なことであれば、ChatGPTは怖くないでしょうが、少し自分の専門から外れていることについては、ChatGPTのほうがより適切な回答を返してくる可能性があります。
ChatGPTレベル以下の内容の講義しかできない教師は学生から無視されるようになるので、教師は自分が講義でしゃべる内容について、事前に ChatGPTなどで調べてから講義をする習慣がつくかも知れません。

例2:検索(Google 検索など)に及ぼす影響
「ゼロ・クリック・サーチ」が増えていくと予想されます。
即ち、これまで検索結果は、適切だと思われる該当ページが一覧になって順序付けられてリストアップされています。しかし、検索エンジンにAIが組み込まれると、最初にAIが推奨する回答例(文章やデータ)がまず示され、その後に従来の検索結果一覧がリストアップされるようになります。そうしてAIの提示する回答だけ読んで満足する人が増えてきそうです。その場合は、その他の検索結果を表示してブラウジングしなくなる(クリックしなくなる)ことが増えていくはずです。これを「ゼロ・クリック・サーチ」と言っており、従来の検索結果を表示してクリックされることによって広告収入(アフィリエイト収入)を得ていた人々に甚大な影響を与えそうです。

Microsoft は ChatGPTを提供しているOpenAI社に多額の資本参加をしており、検索エンジンの Bing にAIを組み込んで試行サービス中です。Google も数週間以内に Bard を組み込む予定とのことで目が離せません。

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