1ドル150円の衝撃

 ついに円ドル為替レートが「1ドル=150円」になって(戻って)しまいました。
 毎年海外旅行に行っておりもう60カ国くらい行ったことになるとよく言っている私の大学の先輩もさぞかしイライラしている(日本政府や日銀に不満をもっている)ことと想像されます。冗談?はさておき、大変な事態であることには変わりがありません。
 過去の 円ドル為替レートの推移を振り返ると、次のようになっています。
  1983年: 1ドル=250円 / 1987年: 1ドル=145円
  1995年: 1ドル= 94円 / 2012年: 1ドル= 80円
  2019年: 1ドル=109円 / 現 在: 1ドル=150円
 賃金や年金が同様にあがり、物価もそれほどあがらなければ、円ドル為替レートがどうなろうとあまり気にしないでしょうが、賃金の上昇以上に物価があがれば、経済的弱者は生活が困窮化してしまいます。
 岸田総理は物価対策をしっかりやると言いながら「円安メリットも活かす」といった「KYな発言」も同時にしています。そのせいもあり? 政府や日銀や財務省に対する信頼はダダ下がりです。
 最近よく、円ドル格差を逆手にとり、海外で日本の給料の倍以上を稼いでいる日本人(例:寿司店経営で年収8000万円!)がいくつかのTV局によって紹介されています。しかし、そのようなことができるのは、若くて勇気がある人か、富裕層でドルもたくさん持っていて適宜ドルと円とを交換して蓄財できる人です。(富裕層にとっては蓄財を進める絶好の機会になっている可能性があ
ります。)
 貧乏人は「蛇に睨まれた蛙」のように身動きできず、運命を甘受せざるをえないのでしょうか? 波阿弥陀仏。
 

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