少子化対策としてのN分N乗方式?

 海外で定着している(評判のよい)やり方でも、国情(国状)の違いによって、日本に導入しても必ずしもうまくいくとは限りません。  少子化対策として自民党が最近急に言いだしたのは、-それから自民と事前に示し合わせていると思われる国民民主党も言い出したのはー 少子化対策としての(フランス版)「N分N乗方式」の導入です。  「N分N乗方式」というのは、「フランスで採用されている制度で、子どもなど扶養家族が多いほど世帯の所得税の負担が軽減される」方式(現行の所得税の個人に対する課税ではなく、世帯単位で課税する方式)とのことです。  この方式の「欠点」は累進課税方式をとっている国では、累進課税が機能しにくくなり、所得の高い人が有利になることから、自民党にとっては支持基盤の富裕層や保守層にもよいし、「産めよ増やせよ」政策を推進するにも都合がよいということで、「一粒で二度美味しい!」と思い始めたようです。  近年においては、様々な事柄が家庭単位ではなく、個人単位になっていく傾向にありますが、自民党の支持層は、(圧力をかけて)「こども庁」を「家庭こども庁」に名称を変更させるなど、旧来の家族制度を守りたいと考える人が少なくなく、要注意です。子供が多い橋下徹氏(子供7人の9人家族!)が提案したとのことで、我田引水の感があります。(笑)

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