ChatGPTのような対話型あるいは生成型AIは、「自信をもって嘘をつく(AI will confidently lie to you)とよく言われます。それなら、改善されるまでしばらく静観しよう(待とう)というのは、あまり賢い対応の仕方ではありません。
イーロン・マスクも自分のフェイク動画が拡散されたこともあってか、自分が創業したOpenAIも含め、半年くらいの開発中止を訴えています。これに対しMicrosoftは今後1兆円以上を Open AI社に投資すると公言していることから、元CEOのビル・ゲイツは開発中止の呼びかけに否定的な発言をしています。
確かに、業界のルール作りと最低限の法的規制は必要と思われます。ただし、法律の整備をせずに、開発中止を呼びかけても、かならず隠れて開発する者はいるでしょうから、ルール作りと法的整備を同時にやらざるを得ないのではないかと思われます。
それはそうとして、我々利用者としては、使い方に注意しながら、賢く利用したほうがよさそうです。賢い質問の仕方をすればAIは良い応答をしてくれますし、下手な質問の仕方をすればあまり参考にならない情報しか(時には間違った情報しか)提供してくれません。
私が便利に使っている方法の一例は以下のようなものです。
英文で、わかりにくい表現がある場合には、ChatGPTに以下ののような一連の質問をChatGPTのプロンプトに投げ込み(コピペし)、回答を依頼します。
1.わからない部分を含んでいる英文の塊を前後を含めて記述
2.上記のわからない部分の DeepL, Google 翻訳、みんなの自動翻訳の3つ訳例を記述
3.自分の訳を記述し、分からない点や疑問点を記述
4.最後の行に、「わかりやすく、具体的に説明してください」と記述
(この4番目の記述が大切)
以上を投入すれば、ほぼ確実に参考になる結果を得ることができます。
やったことがない方は、やってみることをお勧めします。
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