老舗ー「しにせ」「ろうほ」

 漢字をそのまま読むと間違っている場合もありますが、間違いではなく、そういう読みもする場合が多々あります。

 老舗は通常「しにせ」と読みますが、「ろうほ」も間違いではありません。それなのに一知半解の徒は「ろうほ」と読むと、そんなことも知らないのかと蔑み笑い?をする人がけっこういます。

 なぜ、こんなことを書くかというと、「フリーアナウンサー有働由美子が昨日(28日)、パーソナリティーを務めるニッポン放送「うどうのらじお」(金曜後3・30)に生出演し、漢字の読み方にまつわる事実に驚きを口にする場面があった。」という記事を読んだからです。

 有働アナは、「“ろうほ”ね…どうしよう。店内販売だもんね。どこかで教えないといけないパターンだね。伝えないとね」とコメント。アシスタントの熊谷実帆アナも「“しにせ”はさすがに大丈夫でしたけど・・・」
 と言ってしまったところ、視聴者から「ろうほ」とも読みますよと注意喚起を受けてしまいました。(注:有働アナは私が好きなアナウンサーの一人です、念のため・・・。)

 本来なら、老舗はなぜ「しにせ」なんて読み方をするんだろうと、その語源を調べてみるべきですが、そういった手間をかける人はあまりいないようです。

 政治家などは、漢字を、一般の人とは異なる読み方(より「知的」に思える読み方?)をよくします。余り教養がありそうでない政治家でもそのような読み方をすると「知的に」見えてしまうのですから不思議です。

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